ピーターの航海日誌

アラ還おじさんの雑記Blog

高橋めりー いてくれてありがとう

ゴスペルなのかと聞かれれば、確かにこのアルバムはゴスペルです。歌われている歌詞は紛れもないゴスペルなのです。Jポップではなく歌謡曲、昭和の香りがプンプンのゴスペルなのです。
とっても個人的なことですが、寝たきりのお袋を施設に預け、親父と二人暮らし。毎日毎日、食事の準備や家事をしておりました。親父も家事をしておりましたが、一つひとつできなくなって、最後には自分のことをするのが精一杯になってゆきました。僕は風邪をひいても、インフルエンザで40度近い熱があるときも、食事を作らないといけないこともありました。そんな時、昔、彼女が歌った「台所の祈り」という曲を思い出しながら、食事を作り続けました。「ニーバーの祈り」や「フランチェスコの平和の祈り」ほど有名ではありませんが、多くの人が知っている詩であり祈りである「台所の祈り」に彼女が曲をつけたものです。再録音されてこのアルバムにも納められています。
親父の面倒を看るのを投げ出したくなった時、この曲を思い出して乗り切ってきました。応援歌ではなくて、そっと寄り添ってくれるそんな曲が入ったアルバムです。
(Booklogより転記)

高橋めりー いてくれてありがとう

高橋めりー いてくれてありがとう