アナグマさんは、自分の持っている知識や技術を惜しみなく友人たちに伝えました。また、仲間たちが、物事が飲み込めるまで寄り添い続けました。
アナグマさんは歳をとっていたので、死期が迫っていることを知っていて、仲間たちに悲しまないでねと伝えました。でも彼が亡くなった時、みんなは悲しんでしまいました。
しかし時間が経つと、アナグマさんと過ごした時のことや、ネクタイの結び方、料理の作り方、スケートの上手な滑り方を教わったことを思い出し、彼が残したものが今もそれぞれの心の中に豊かにあることに気が付きました。
僕は、持っている物や知識は少ないけれど、多くの友人たちと分かち合えたらいいなぁ。惜しみなく出せたらいいなぁ。みんなに出来るだけ寄り添えたらいいなぁ。アナグマさんのような生き方ができたらいいなぁ。と、この本を読み終えて思いました。
(Booklogより転記)
- 作者: スーザン・バーレイ,小川仁央
- 出版社/メーカー: 評論社
- 発売日: 1986/10/01
- メディア: 大型本
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