ピーターの航海日誌

アラ還おじさんの雑記Blog

忌野清志郎さん

夜中にNHKの「ぼくはロックで大人になった〜忌野清志郎が描いた500枚の絵画〜」を見ました。無口な男の子が、絵に漫画、音楽で自分で表現することに目覚め、フォークからスタートしロックのシンガーになっていった様子を、彼の残した絵や日記などをもとに振り返る番組でした。途中一部寝てしまったりしましたが、とても良い番組でした。
しかし、才能のある人って音楽だけでなく、絵もそれなりにすごいんですよ。うらやましいですね。R.C.サクセションを知ったのは人気が出てきた頃で、チャボこと 仲井戸麗市さんが参加している時代です。でもローリング・ストーンズよりもビートルズの好きな僕にとって、ストーンズとパンクが混ざったようなバンドには興味が持てませんで、まったくの素通りでした。当時友人から「三浦友和の友達らしいぞ」なんて音楽に関係無い情報ももらいましたが、ほんとうに素通りでした。
でも病気をして復活したとき、NHKのSONGSを続けてみていたので、スタジオライブを見て感動しました。本当の意味でロックしているし、ロック(R&B)なのに日本語の歌詞がはっきり聞こえるのです。なんてすごいシンガーだ! ソングライターだ!、と遅ればせながら思いました。そして、忌野清志郎さんのどのアルバムから買おうかな? なんて思案しているまに時が流れ、亡くなってしまいました。
彼が亡くなってすぐに、僕の尊敬している先生がBlogに「メンフィス」の紹介を載せたので、買ってみました。STAXの元スタジオミュージシャン(MGSね)などがバックに付き、とてもいい感じのアルバムでした。忌野清志郎さんの発表した作品で始めて買ったものです。ロックしていると先に書きましたが、反体制でどうのこうのと拳をあげるのではなく、高齢化の問題などをおもしろおかしくひねって歌っている所なんかがすごいです。もっと早く出会えていたらなと(よりごのみしないで、とりあえず聞くという姿勢が大切ですね)悔やんでいます。

Memphis

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