ピーターの航海日誌

アラ還おじさんの雑記Blog

The Band

弟が持ち帰ったレコードに衝撃を受けたことが2回あります。持ち帰ったといっても、友人宅で友人の兄貴などから「これええぞ」と聴かされた物を、レコード屋で買い求めて帰ってきたすんぽうです。

その内の1枚が、The Bandのセカンドアルバムです。ジャケットを見ると、ロックミュージシャンとは思えない、5人のおっちゃんの写真。中ジャケのライブ写真を見ると、なんかいけそうな感じ。レコードに針を降ろすと、1曲目のAcross The Great Divideからノックアウトとなりました。間髪いれずにB面へ12曲を一気に聴きました。

プログレプログレと言っていましたが、このインパクトは大きく「今まで俺は何を聴いていたんだ」と思うようになりました。ここから、ドクター・ジョンアラン・トゥーサン・・・、またヒルビリーと呼ばれた音楽などを聴き出しました。

1stのMusic from big pinkと2ndのThe Bandは、ある意味兄弟アルバムのような物です。二つのアルバムのメイキングビデオも後に発売されましたので、購入しました。1stは4トラックで録音、2ndは8トラックで録音。シンプルな機械ですが、閉じこめられた音楽は最高です。

1stで有名な曲といってもヒットはしませんでしたが(笑)5曲目のThe Weight、ラスト11曲目のI Shall Be Releasedは、素敵な曲です。

2ndは、アルバムタイトルが元々「America」になる予定が、「The Band」となりました。デルタ地帯出身のリーダー、リヴォン・ヘルム以外は、すべてカナダの出身だったからでしょうか? しかし、よくもここまでアメリカの黒人音楽、白人音楽の要素をまぜこぜにした音楽を作ったものだと関心させられてしまいます。アルバム名がAmericaでも問題ないアルバムです。

特に、2ndはよく聴いています。僕のフェイバリットアルバムです。

ミュージック・フロム・ビッグ・ピンク

ミュージック・フロム・ビッグ・ピンク

ザ・バンド

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