ピーターの航海日誌

アラ還おじさんの雑記Blog

仲秋の名月


月見ですね。ススキを飾り、家の縁側で2〜3回、月見をしたことが記憶にあります。近所の空き地や公園で、簡単にススキが入手できた様な記憶もあります。火事でケミカルシューズの工場が焼け、再建できないまま放置された空き地が近所にありました。焼け落ちた機械や色んな物が散乱し、雨でさび付いて朽ちていくまま放置されていて、今なら問題になるようなところでしたが、そこで遊んでいましたし、雑草やススキが咲いていました。しかし発展とともにそのような空間もなくなり、公園もきれいな花壇に変わっていきました。

ススキが入手しにくくなったのか、月見といっても、春の「花より団子」といっしょで「月より団子」だったからか、だんだんそんな時間的な余裕がなくなったのか、近所が建て込んで、月が見えなくなったからか、今ではやめた理由はわかりません。そういえば、親父が、誰かに頼んでやっとススキを手に入れたと言って家に帰ってきたことをかすかに覚えています。

この時期しか食べられない月見団子が好きです。伊勢の赤福餅は餅のうえにあんこがたっぷり乗っていますが、月見団子は、雲間から月が顔を出したようにあんこから餅が顔をだしています。あんこより餅が好きな僕には、このバランスが最高です。

ちなみに、鯛焼きも、しっぽまであんこが入っているより、しっぽにあんがない方が好きです。甘くなった口の中のお口直しに、皮しかない方がいいのです。あんこより皮です。