作曲家の寺島尚彦さんが作詞も手がけた有名な歌です。1975年にNHKの「みんなのうた」で、ちあき・なおみさんが歌っているのを聴いて知りました。反戦歌という言葉を知った曲でもあります。
よくラジオから流れるのは、森山良子さんの歌った物です。ちあき・なおみさんは、みんなのうた用に録音しているためモノラルでショートバージョン、正式にアルバムやシングルで発売されていません。また先に森山良子さんがアルバムの挿入歌として録音していたのが大きな理由だと思います。でも僕にとってこの曲は、ちあき・なおみさんで聴きたくて仕方のない曲。探し回りました。
コロムビア・ファミリー・クラブが通信販売で6枚組のCDを発売し、その中の1曲（NHKの放送音源より）として入っていました。たった1曲のために6枚のCDをかうのか・・・、買わずに十年近く時間がたち、再度その6枚組のアルバムが発売されました。彼女の歌のすごさに気がついたので、ほかの曲も聴きたい気持ちがあり購入しました。コロムビアとビクター時代のものです。テイチク時代のアルバムも出ていてこれもそのうち手に入れようとおもいます。お芝居なのか歌なのか、歌を聴いているのにお芝居を観ているような気にさせてしまう歌唱力。すごいですね。あの歌の力が、なんとなくテレビを見ていた僕を引きつけたのだと思います。
神戸の六甲山には米軍のレーダー基地がありました。でも多くの人は知りません。知らないですむほど、小さな基地だったのです。本土にくらべて多くの基地があり、多くの犠牲を沖縄の人がはらっています。地上戦があり、占領があり、基地の問題があり、事件事故が起こり、「さとうきび畑」の悲しみは今も続いているのですね。本当に申し訳ない・・・。
