ピーターの航海日誌

アラ還おじさんの雑記Blog

キャッチ&リリース

夏休み、姫路のおばさん家にご厄介になった時のこと。遊びには困らないのですが、年の離れたいとこが釣り竿を作ってくれました。周りは竹藪だらけで、五右衛門風呂も木ではなく竹をくべてわかします。家に大量に細い乾いた竹があり、それに釣り糸とおもり、小さな浮きをつけ、針をつければ釣り竿のできあがりです。えさは冷や飯をこねたものです。その釣り竿とバケツと網をもっていざ出陣。
近くのため池に糸を降ろしフナをねらいます。しかし、釣れるのはブルーギルブラックバスばかり。覚えたばかりのキャッチ&リリースで、来年きても楽しめるように、あちらのため池、こちらのため池に放流してしまいました。釣りキチ三平が始まったころ(1973年)のお話です。その時は、なんとも思わなかったのですが、完全に環境破壊を助長していたのですね。外来魚をあちらこちらにいれたため、フナなどの在来魚は、魚だけに「ギョッ」といっていたでしょうね。
知識が無く、知らずに悪気もなく自然を痛めてしまうことは悲しいことですね。焚き火も楽しいのですが、自然を痛めてしまいます。昔は、そんなことも考えないで、あちらこちらで焚き火をしました。決められた場所でする、禁止されている地区ではしない、など、自然を守っていくための知恵と知識がますます必要な時代ですね。