ピーターの航海日誌

アラ還おじさんの雑記Blog

通常放送

寝たきりのお袋、ベッドの上で本を読むこと、ラジオを聴くこと(歌謡曲、短歌、俳句など)、TVをたまに見ること、これが楽しみ。でも今はそれができないのでストレス大だろうなぁ。老々介護の親父も、お袋のラジオやTVに付き合うのが日課。よく見ていた大相撲がなくなったのも痛い。震災のあとTVが通常放送していないので、ストレス大。体調不良になっています。あるいみ三次災害かもしれません。

神戸の震災で家は全壊。TVやラジオの情報は、確かにありがたかったのですが、毎日みているとねぇ。当事者でもまいってしまいます。関係のない地域の方に申し訳ないなぁと思ったこともあります。ネットが当時より進歩していても、その情報を得られないのが現場です。もう少し放送と通信の役割が整理されたらなぁと思っています。乳幼児や高齢者は、震災と関係ないところでも、ちょっとしたことでストレスとなってしまします。今回の震災が落ち着いたあたりで、被災しなかった方々のことも含めて通信と放送のあり方を検討していただければと、神戸にいてすごく感じました。
以下は僕が感じたことです。
今でも安価に情報を得られるのはAM放送。緊急時、手作りで鉱石ラジオなんてのも部品さえあれば作ることができます。この放送がデジタルに置き換えるとやはり緊急事態には・・・と思います。古臭い技術ですが、大切にしてほしいし。またAMは情報を流し続けてほしいなとおもいます。
固定電話(公衆電話含む)も古い仕組みですが、やはり元気でいることを親族にしらせるのには便利な装置です。もう少しの間、現役でがんばっていただきたいなぁ。
問題はTVです。何度も同じ情報を繰り返し、ビデオも繰り返しかけると、当事者も、遠く離れて被害にあっていない人の気持ちまでなえてしまいます。左約半分、安否情報、炊き出し、シャワーやお風呂、ライフラインの復旧情報をテキストであわあわと流し(ネットを見ることが困難な被災者のためにね)、残りの右側で通常の放送、ドラマやバラエティー、音楽番組などを音声付でながしてくれたらなぁ。もちろんCMもOKです。実際、被災したとき楽しい番組が観たいとおもいましたよ。
なにか大きな動きがあった時(会見での重要発表など)、しっかりまとめてから(リアルタイムでなくていい)放送してもらえばいいのでは。政府などの会見を報道関係者のみではなく、ネット放送やツイートなどできるように仕切りをとってほしいですよね。TVはある程度まとめ(編集)て放送。ネットは尺を気にしないで会見の様子をだらだら流し続ける方が僕はいいなとおもいます。
大事な情報(各非難所におられる方の名前一覧などの安否情報、炊き出しやシャワー、お風呂のある場所、医療チームのいる場所など)は、たぶん紙に書かれていて張り出されているでしょう。紙に書かれた情報をわざわざテキスト化なんてしなくてもいい、そのまま写真をとってネット上げるなどにできるだけ簡素にアップしてほしいです。また上げた本人とは別のとこでそれらにインデックスを付けてまとめていければいいと思います。(最初にできるボランティアかも)
情報にはノイズはつきものですが、人を不安にする情報はやはり良くないですよね。普段ならこれはおかしいと思えても、緊張を強いられる中で情報のより分けは難しいものがあるかとおもいます。なんらかよいフィルタリングがあればなぁと感じました。