ピーターの航海日誌

アラ還おじさんの雑記Blog

金色夜叉

今日は、お十七夜。
昔から疑問なのは、金色夜叉で「今月今夜のこの月を僕の涙で曇らせてみせる」でしたか、そんな台詞がありますよね。あれグレゴリオ暦新暦)なのか天保暦(旧暦)なのか? ということです。
神戸の震災の前の日、「明日は1月17日だから、涙雲で月は見えないかも」なんてお袋は言っていました。しかし、当日は震災で炎が街を焼き尽くしているためか、塵や埃が大量にあるためか、気持ちの悪いくらい真っ赤な月でした。
さて本題ですが、新暦でいくと月の形は毎回ちがう。
明治6年に日本政府はグレゴリオ暦を国の公式の暦に採用。金色夜叉は、それから後に書かれた本。
普段の生活は、公式の新暦。一部の行事や風習がまだ旧暦で残っていた? お十七屋であることを意識して、二人の別れを1月17日(旧暦)に設定したなら、月の形は毎回おなじ、涙雲で見えないようにと言える。
さて、1月17日は新暦だったのか、旧暦だったのか、僕は旧暦のお十七夜を使って物語りを書いた方に一票いれます! まぁ、どうでもいいことですが・・・。