ピーターの航海日誌

アラ還おじさんの雑記Blog

プリム

昔むかし、ユダ王国バビロニアに滅ぼされ、国民がバビロニアに捕らえ移されました。そして貴族や優秀な人材はバビロニアの王様に仕えるようになりました。
モルデカイという人物は王宮の門番で、王様の暗殺計画を未然に防ぐなど王様に仕えていました。しかし、王様によく用いられていた大臣のハマンがモルデカイが自分に跪かないと腹を立て、モルデカイの民族すなわちユダヤ人を皆殺しにする計画をたました。それを何時にするか「プル」つまりくじ引きをし、王様に悪いことをしようとする民族を皆殺しにする法律ですと、王様をだまし王の命令として発布しました。
ところが王妃のエステルはモルデカイが育てた彼のめいっ子なのです。モルデカイの教えで自分がユダヤ人であることは、その時まで伏せられていました。エステルは、王とハマンを宴会に招き、私と私の民族を皆殺しにする法律が発布されたと訴えます。王はそれは誰が命令したかと聞き、王妃はここにいるハマンですと言いました。王様によってその日の内にハマンは処刑されます。
また出された法律の取り消しと、新しい法律、つまりハマンの民族の皆殺しの許可がでました。それはハマンがプルした日に決行されることになりました。この民族が滅ぼされる危機から救われたことをお祝いする日がプリムだそうです。