ピーターの航海日誌

アラ還おじさんの雑記Blog

転校生

生まれて育った所からほとんど移動したことのない僕は、転校生になったことがない。転校生は、結構ちやほやされるので、あこがれでもあったのです。数日すれば、どうでもよくなるのだけどね。

ある日、僕のクラスに一人の女の子が転校してきた。とてもすてきな感じというか、今思えば下町の僕たちにしたら、とても垢抜けた感じの女の子だったのだと思う。休み時間はほかのクラスからも大量の見学者。持ち物も新鮮だった。スヌーピーの絵の付いた服やチャーリー・ブラウンウッドストックの書かれた文房具などなど。みんな代わる代わるにこれ何? と質問攻め。だれもピーナッツをしらなかったのです。

次に日には、僕の住んでいる田舎町にも一軒だけある、サンリオのファンシーグッズを売っているお店。普段ぜったいに男の子は近寄らないのだけれど、店でみんなにばったり。「どうしたん?」「何買うの?」・・・「別に」・・・と、興味ないよなんて顔でピーナッツ関連グッズ(基本的に文房具)を買っているのです。そして学校では、クラス中ピーナッツグッズだらけ。僕も、スヌーピーウッドストックが描かれた、木製の15センチの尺を購入。すごい影響力でした。(大きな声では言えないけれど、その子がブスだったらこうはなっていないと思う。ここだけの話)

また、その子はフィンガーファイブのファンだったので、もともと大ヒットした彼らだが、別の意味でクラスで流行しました。トンボめがねのあきらくんも僕たちと同い年。後になってしるのだけれど、ジャクソンファイブを意識して命名されていたんですよね。当時は、ジャクソンファイブは知らないで、それをまねた、白人兄弟のオズモンドブラザーズがカルピスの宣伝に出演していてそちらだけ知っている状態。でも僕にとってこのバブルガム・ソウルが、ソウルへの入り口となったのは間違いないです。当時は、恥ずかしかったのもあり、レコードは購入しなかったのですが、あとでベスト盤のCDを購入。当時の日本の音楽を支えていた人たち、アレンジャーやミュージシャンってすごい! と改めて思った一枚です。

高い声も出しましたよ、初めはフィンガーファイブの真似なのですが、中学になり、グレッグ・レイクやジョン・アンダーソンの真似をして、そのおかげで今でもわりと高い声がでます。いろんな意味で影響の大きかった転校生。

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