ピーターの航海日誌

アラ還おじさんの雑記Blog

打ち水

打ち水大作戦といって、本日7月23日の大暑から8月23日の処暑まで、みんなで風呂の残り湯や、ためた雨水などで打ち水し、気温を2℃さげようという行事が行われます。数年前からネットで良く見かけるようになりました。どこが主催で、どうするのか詳しいことは全然知らないですけれど(笑)。
昔は、向こう三軒両隣といって、お向かいとこちらの境界線よりすこし向こう側まで、お隣との境界線よりすこしお隣まで、お互いが道を掃き清め、夏は打ち水をしていました。下町に住んでいるのですが、最近はまったく見ない光景になってしまいました。お互いクーラーなんて文明の利器が無かったので、打ち水をして涼を求めていたのですね。考えてみれば、雨水や残り湯で打ち水して涼を得る、なんともエコな生活です。ご近所のほとんどが同じ様な時間帯に働き、同じ様な時間帯に帰宅し、生活していたからできたのでしょうね。
今は多様化の時代、このように打ち合わせすることもなく、近所づき合いの中で自然に、掃除や打ち水をすることは、もうないでしょうね。便利になること、多様化することを否定しませんし、これからも変わり続けるでしょう。そして、どうしてもその中で置き忘れてしまうもの、失ってしまうもの、忘れ去られるものがあります。打ち水の文化、無くなるのもったいないなぁ。
昭和の歌姫、ちあきなおみさんでも聴きましょうか。

これくしょん~ねぇあんた~

これくしょん~ねぇあんた~