ピーターの航海日誌

アラ還おじさんの雑記Blog

うんこ食べた

「三つ子の魂百まで」とはよくいったもので、僕より一学年上のいとこは、いまだにレーズンというか干しぶどうが嫌いなのです。三つ子というのはかぞえで三歳ですから満年齢で二歳頃までのこと。そのいとこがおむつをしていたころのお話、50年ほど前の話です。おむつは浴衣をつぶしてつくった布おむつが主流の時代です。いとこは葡萄パンをもらい、おっちんとん(なげだし座り)して食べるのですが、干しぶどうをつまみ出しては、そこらにポンと捨てながら、はいはい、またおっちんとん。あちらこちらに干しぶどうが散乱します。それをいとこのじいさんが「もったいない」と拾って食べていくのです。
ある日、そのようないつもと変わらない光景。ところが突然おばさん(ぼくからみて叔母、いとこの母)に、じいさんが「あー、くそ食わされた」と叫びだしたので、おばさんが「おじいさんどうしてそんなもの口にしたの」とたずねると、干しぶどうをまた落としていると思って口にほりこんだのがなんと、おむつから漏れ出した、ころころかわいいウサギのうんちの様なものだったのです。おばさんは「おじいさん始めて食べるのにどうしてうんこだとわかるの?」と聞いたそうです。すると「かんだとたんに口と鼻のなかにあの匂いが・・・」といったそうです。これは親戚の間では伝説のようになっているお話です。
昔おいっ子が家にきたとき、はいはいしていると、なにかがころりんと落ちました。彼は「もれない●ー●ーちゃん」というおむつをしていたのですが、つけかたかなにかの加減でもれるのですね。まさしくあれです。ウサギのうんちの様なもの、見方によれば干しぶどうにも見えるあれでした。さっとひろって片付けました。だれかが間違って口にいれたらいけないですからね。「くそー、くそ食った!!」なんて叫ばないようにね。