ピーターの航海日誌

アラ還おじさんの雑記Blog

J.Kさん手作りくぎ煮をいただきました

武庫郡御影町柳(現在の兵庫県立御影高校の辺り)に住んでいた重吉はいかなごくぎ煮を知らない。
神戸の西、兵庫や須磨に住んでいたら、詩も変わっていたかもしれないなぁと思った。
おむれたてのご飯にくぎ煮を乗せるたび思い出す詩。

このさびしさをどうしようぞ
うまいさしみを
おむれたての白米にのせてたべてみるのだが
なんとなみだのこぼれてきそうなおもいではないか
むさむさやたらにたべてはみるが
いよいよさえわたってくる
さむいようなこころのせつなさ
八木重吉 拾遺詩集 幼き歩み より)