昔、福井県丸岡町が企画して話題になった「一筆啓上 母への手紙」シリーズの一作目です。
お袋はこのシリーズを買ってよく読んでいましたし、よく話の中にも出て来ました。でも僕や弟は無関心でした。本棚を整理していたら3冊出て来ましたので、一度読んでおこうと本を開きました。
いろいろな年代の方が、自分の母に向けて(中には母がとうの昔に亡くなっている場合もある)の短かな手紙です。読んでいて思ったことは、ここに書かれているような手紙を、僕たち息子からもらいたかったのかなと。
いまさら墓石に布団をかけるなんて馬鹿馬鹿しい親孝行はしませんが、毎日顔をあわせては、おはようさん、おやすみ〜程度の挨拶はしましたし、バカ話をしたりもしました。でも、もう少し、「ありがとう」と「ごめんなさい」を言っておいたほうがよかったかな。
(Booklogより転記)
- 作者: 福井県丸岡町
- 出版社/メーカー: 大巧社
- 発売日: 1994/04
- メディア: 新書
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