ピーターの航海日誌

アラ還おじさんの雑記Blog

埋火

神戸の震災の日の朝、寝床で地震にあいました。
揺れがおさまったので、普段なら机の上に置いているので、あの振動でどこに行ってしまうかわからないはずの眼鏡。しかしその日に限って枕元に置いていたので、さっと眼鏡をかけ「とりあえず片付けをするか」と起き上がりました。一階にお袋が寝ていたので、様子を見に行こうとしたら、階段がせり上がり、壁に穴が開いて隣の家とつながっていることを発見。全壊でした。
お袋はなんとか無事。しかし台所に置いている火鉢に埋火が・・・。「そうだ! 朝一番のおしっこをしていないので、そいつをかけて消そう」と考えました。「小便をかけると"はいかむり"になるだろうなぁ・・・、でも僕、シンデレラボーイだからいいか?!」というか自宅から火事をだすと、ご近所に迷惑がかかるではすまない、はいかむりだとかいっておれない・・・。しかし家が崩れていて火鉢の所にたどり着けないのです、こまったなぁと思いながら、お袋と家をでました。
なぜかわかりませんが、火鉢の埋火はどこにも燃え移ることなく、灰になって後日火鉢ごと出てきました。感謝なことです。それから火鉢を家に置かないようになりました。お袋は文句をいいましたが、やはり我が家から火が出るかもしれない怖さはわすれられません。