ピーターの航海日誌

アラ還おじさんの雑記Blog

ぼける前に覚えてもらいたい

友人に、認知症の母親がいます。いま一人暮らしをしていて、毎日ヘルパーさんが少しだけ生活のお手伝いをしています。電話の近くに薬箱をセットし(自分で動かすと、どこにいったか、また動かしたこともわすれるので、固定しています)電話で友人が、毎食後の時間をねらって薬を飲むように指示をしています。一人暮らしの緊張?と、投与されている薬が効いているので、認知症の症状が進まない感じです。

とても気さくなお母さんで、話しやすい方です。家にいって料理をふるまってくれたこともあるのですが、そのあたりの記憶は飛んでいます。毎月一回、友人宅に友人の弟さんと一緒にくるのでお会いするのですが、僕のことは、なんとなく毎月あっている人とおぼえてくれています。でもこまかなこと、昔のことは残念ながら記憶には残っていません。

友人は、「母親が認知症になるまえに携帯電話をもたしていたら、使い方がわかって連絡がつくのになぁ」とのこと。普通の電話機(家にあるあれね)やTVなど、今まで使った物の使い方は、いまのところ問題なく使えますが、新しい物(初めて覚える物)はもう無理。そこで周りの人たちに、「親が認知症になるまえに携帯電話持たしときよ」と言っている。お母さんがどこかに遊びに行っても(だいたい決まった場所だが)家には帰ることはできるのだが、電話にでないと自宅と母親の家との間に距離があるので心配な時間となる。鞄をいつももちあるいているので、携帯が使えていたらそのなかに常備できるのだが、もう遅いのです。

我が家の親父も、そろそろあぶないお年頃、10月初めのBlogにも書いたのですがそれは、「我が家は、長い間ガチャガチャとチャンネルを回すTVでした。そして我が家のTVはガチャガチャからいきなり赤外線リモコンになったのです。親父は最初TVの上にリモコンを置き、チャンネルを変える度に、TVの所に行きリモコン操作。また音量を変える際も、TVの上のリモコンで操作し、またリモコンをTVの上にもどします。リモコンをTVを見る位置に持ってきて手元で操作するまでに時間がかかりましたが、あの時よりも20年近く年齢がいっています、本当に頭が切り替わらないのです」・・・。

いま携帯電話を持たせていますが、不携帯電話のこともあります。ティファールのポットも使い慣れてほしいし、ガスコンロをIHコンロに変えたいが(軍資金の問題もあり)火事やぼやをおこさないようにしないといけないし・・・。体の苦労もありますが、精神的にも考えることばかり。いろいろな意味でレベルが下がってきているので、それにあわすのは大変です。