ピーターの航海日誌

アラ還おじさんの雑記Blog

爆竹

夏休み、姫路のおばさんの家にやっかいになっていたとき。爆竹をパンパンいわせることが楽しくて仕方ありませんでした。持って行ったお小遣いは底をつき、おばさんにお小遣いをもらって、いとこたちとそれを全部つぎ込んで、近所にあるお店の爆竹を、ほとんど買って破裂させていました。
爆竹は、束ねられたまま火を付けると、一気にパンパンと破裂し無くなってしまいます。そこで、購入すると袋を破り、束を取り出して、一つひとつ導火線をはなしていきます。そうするといろんな遊びにつかえるのです。
一個づつになった爆竹を手に持ち、火を付けて投げます。田んぼの稲のなかで破裂すると、煙が稲の間を漂い、なんともいえない雰囲気なのです。
蟻の巣の入口を見つけては、爆破! すると幼虫を抱えた蟻が次々避難を開始するのです。これ以上は破壊してはいけないと見切りをつけると、今度はかえるの背中に乗せて破裂させたり。この程度では、かえるは死にません。
道ばたに落ちている、カチンカチンになった犬の糞に、爆竹を差し込んで爆破! 外はカチンカチンなのですが、中はジューシーなため、こなごなになったやわらかいウンチが飛散し、えらい目にあたこともあります。
姫路から帰ると、こんどは友人たちと戦争ゴッコです。二手に分かれて公園の遊具に身を潜め、爆竹を手榴弾に見たてて投げ合います。地面に立てた牛乳の空き瓶に、打ち上げ花火をさして飛ばすのが普通ですが、その牛乳瓶を大砲に見たてて、横方向(水平方向)にし、つまり相手の陣地めがけて、打ち上げ花火を飛ばします。
わりと広い公園で、小さな子どもがいない夕方に戦争ゴッコをするのですが、この打ち上げ花火の大砲は、命中率が低く、どこに飛ぶかわからないのが欠点。いちど公園から道を隔てた民家のガラス窓を直撃! おっさんが、「こらっ、火事になったらどないすんねん」と激怒! 蜘蛛の子を散らすように、大慌てでみんな逃げました。
当時は、どこの小学校でも同じような状態だったのでしょう。大量に爆竹をズボンのポケットに入れ、なにかの拍子に破裂し、手の指を飛ばした子がいたようで。学校の朝礼で、火薬類を持ち歩くことが禁止されましたが・・・さて、どうなったことでしょうか? それは、ひみつのアッコちゃん
確かに個人的には楽しい想い出ではありますが、ご迷惑をおかけいたしました、親戚のおばさん、ご近所の皆様、公園ちかくのおっちゃん、まことに申し訳ございませんでした。